ダイエットをしようというとき、まず考えるのが、「摂取カロリーを減らそう」ということだと思います。
ただやみくもにカロリーを減らすと、基礎代謝が落ちて逆にやせにくい体になってしまいます。
さらに一時的に体重が減っても、摂取カロリーを戻したとたんにリバウンドを起こしてしまい、あわててカロリーを減らしても基礎代謝が落ちてしまっているので前回のようにうまく減量はできません。
筋肉も減ってしまっているので、トータルでみると、体脂肪だけがふえてしまった格好です。
成人女性がダイエットをする場合、1日の摂取カロリーはどんなに減らしても1200キロカロリー程度までにしたいところです。
では、摂取カロリーはどうやって減らすのがよいのでしょうか。手っ取り早く朝食を抜いてしまえ、という人もいるかもしれません。
しかし、朝食は、1日の活動の最初のエネルギー源です。これを抜いてしまうと午前中、元気に活動できないばかりか、昼食後に急激に血糖値が上がり、太りやすくなってしまいます。
血糖値が急上昇すると、エネルギーを脂肪につくり変える働きがあるインスリンというホルモンが分泌されるのです。
したがって、3食規則正しく食べたほうが上手にダイエットできるのです。とはいえ、朝は食欲がないという人も多いはず。そこで、登場するのが手軽に食べられるバナナクッキーなのです。
バナナに含まれている糖分は、ブドウ糖、果糖、ショ糖の3種類ですが、それぞれ吸収速度が異なるので、効率よくエネルギーとして使われます。
なかでも、ショ糖はデンプンよりも早く吸収されるので、すばやくエネルギーをとりたい朝食時には最適です。また、ブドウ糖は脳の唯一のエネルギー源で、生きていくために、不可欠な成分です。
バナナにはカリウムや食物繊維、ビタミンB群、ビタミンCも豊富に含まれています。
カリウムは、体内の余分なナトリウムを体外に排出してくれるミネラル。
ナトリウムが体内に過剰にふえると、むくみや高血圧を招きやすくなりますが、カリウムはこれを防いでくれます。
水太り体質で疲れやすいという人にも効果的。またダイエットをすると便秘や肌荒れを起こす人がいますが、これは食物繊維とビタミンB群、Cの不足が原因と考えられます。
紹介している作り方のバナナクッキーは、スコーンのようにかみごたえがあるので、やわらかい生のバナナを食べるよりも満足感が得られます。朝食がわりに食べるなら、牛乳または野菜ジュースグラス1杯+バナナクッキー6枚が適量です。
クッキーダイエット(バナナクッキー)
23:35
tosiyaitou