小豆ミルクは便秘になりやすい体質を改善させる

 便秘はダイエットの大敵!
         便秘太り解消法
         【小豆ミルク】

     牛乳と小豆が乱れた自律神経を整える

  女性が男性にくらべて便秘になりやすいのは、ひと月の間でも常にホルモン分泌のバランスが変わり、その影響を腸も受けているからだといわれています。

 ホルモンは、体の各機能がスムーズに働く潤滑油であり、また女性ホルモンは妊娠、出産に深くかかわるだけでなく、女性らしさや若々しさを保つ働きもあるのです。

 それだけではありません、ホルモンの分泌は自律神経(内臓などの働きを無意識のうちにコントロールしている神経)にも深くかかわっています。ホルモンの分泌が乱れると、自律神経にも狂いが生じて、あらゆる器官の働きを悪くして、不快な症状を引き起こすのです。

 そこで、とくに月経の周期に合わせて便秘になったり、ふだんからイライラしやすく便秘症でもあるという人に、小豆ミルクをおすすめしたいと思います。

 牛乳のカルシウムと小豆に多く含まれるマグネシウムやビタミンB1には精神を安定させて、自律神経の乱れを整える働きがあるのです。

 この牛乳と小豆をいっしょにとれる小豆ミルクを、夜眠る前に飲めば、ぐっすり眠れます。そして自律神経を整え、胃腸やほかの器官も正しく働くようになるはずです。



          小豆ミルクの作り方
 
 10~15分ほど煎った小豆をミルサーなどで粉末にし、小さじ2杯を牛乳150mlにといて飲む

       way_eat_knk0045_003.jpg

 
      やせてきれいになるには規則正しい生活を

 近ごろ、便秘症の人がふえていて、女性の70%はスムーズなお通じがなくて、悩んでいるというデータもあるほどです。これは、ダイエットブームと関係があるのではないでしょうか。

 そして、困ったことに、これだけの人が便秘症であるという自覚がありながら、そのわりには、深刻な病気としてとらえられていないということに、私たち医者は不安を感じずにはいられないのです。

 便秘が私たちの体にどれほどの悪影響を及ぼすかご存じでしょうか。便秘の便は長く腸に居すわると、発酵し始めます。すると体に対して有害な物質を発生させるのです。

 その有害な物質は、便に含まれる水分といっしょに腸の壁から吸収され血液にとけ込みます。そして、この血液にとけた毒性物質は、体じゅうをめぐるわけです。

 余分な物質が加わるわけですから、血液の流れは滞り、冷えや筋肉のこりの原因に。

 さらに、体じゅうがむくみやすくなりますし、全身に毒性物質がばらまかれるのですから、新陳代謝そのものが悪くなり、肌などは荒れたり吹き出物もでるでしょう。

 それに頭痛や倦怠感、イライラなども引き起こします。

 ダイエットのつもりが、むくみや肌荒れといった美容のトラブルを起こしては、本末転倒。それでも実際に体重が落ちていればマシですが、たくさんの便をかかえ込んでいては、その分だけ体重も減りませんし、だんだん下腹部が膨れ上がってくるはずです。努力のかいなど、まるでないといってもいいでしょう。

 しかも、便秘のこわいところは、クセになりやすいということです。腸内に便がたまっていることに、腸が慣れてしまい、便意が起こりにくくなってしまったり。また、腸が便を出そうとする運動の能力が衰えてしまうと、便秘も慢性化してしまいます。

 こうなってくると、薬に頼ってもその薬にさえ慣れてきて、自力では排便できなくなってしまうでしょう。そうならないために、まずは、食事は規則正しくきちんと食べること。その食事の内容も野菜をたくさんとり入れ栄養のバランスを保つこと。そして適度な運動をすることです。

 これらがきちんと守られれば、だいたいの人は便秘になりません。ただし、ダイエットなどしていなくても、体質や気質的なものの影響で便秘をする人もいますし、なにかと忙しい現代人には、やはり規則正しい生活を守るのはむずかしいということもいなめません。

 
Cheap Web Hosting | Top Web Host | Great HTML Templates from easytemplates.com.