ダイエットを妨げる4つの太る原因

       太る原因その1 過食

 食欲のスイッチをON、OFFさせているのは、脳の視床下部にある満腹中枢と摂食中枢。

 血液中の伝達物質によって空腹をキャッチすれば、『食べなさい』という摂食中枢がONに、伝達物質によって満腹をキャッチすれば、『もう食べるのをやめなさい』という指令が満腹中枢に届き、食欲のスイッチが切れま」。

 つまり食欲はおなかで感じるものではなく、脳が感じるもの。その脳の司令だけにしたがっていれば、野生の動物と同じように肥満にはなりません。

 でもそこが高度な感情をもつ人間ゆえの悲しさ。

 悲しいにつけ嬉しいにつけ、おいしそうな匂いをかいだり見たりしただけで、すべて食欲に結びつき、ついつい過食に走ってしまいます。



       太る原因その2  接触パターンの異常

 1日の摂取エネルギー量が同じでも、食べる時間によって体脂肪の蓄積には違いがあり、いわゆる夜食はダイエットの大敵。夜遅い食事は、脂肪を体にため込みやすくします

 人間の体をつかさどっている自律神経のなかで、休息や寝ているときに働く副交感神経が優位になると消化管機能が高まり、食べたものが貯蔵されやすくなるのだそうです。

 だから1日の総摂取エネルギーの半分以上を夜に食べる習慣のある人の場合には要注意。

 また、夜食を食べ過ぎるとそれによって朝の食欲がなくなり、結果、欠食を生むことに。これも肥満の原因になります。
 
 同じ摂取エネルギー量なら、何回にも分けて食べたほうが、脂肪細胞に貯蔵されにくくなるのです。



        太る原因その3  遺伝

 1994年、遺伝性肥満マウスから肥満遺伝子(ob遺伝子)とそれを生成するレプチンが発見されました。

 このレプチンは満腹中枢を働かせる物質でix体内のやせ薬xといわれます。体のなかの体脂肪が増えると、レプチンの分泌量も増加し、体脂肪の量を一定に保つように働きます。

 ところがレプチンの分泌量が過剰になり過ぎると、逆に脳が満腹サインを受け取れない状態になってしまいます。

 つまり、過食によって体脂肪が増え過ぎると、レプチン量も増え、効きが悪くなり、たくさん分泌されても効果が半減してしまいます。

 このレプチン量が遺伝的に多いと際限なく食べてしまい、肥満をもたらします。



       太る原因その4  運動不足

 運動と肥満の関係は、消費エネルギーで語られることが多いのですが、単に消費エネルギーだけの問題ではありません。

 運動不足になると、消費エネルギーが減るだけではなく、脂肪の合成を促す酵素の働きも高まるため、脂肪合成されやすい代謝状態になってしまいます。

 そればかりでなく、運動不足の体は、安静にしているときに消費される基礎代謝量を減少させてしまうため、ますます太りやすい体になってなってしまういます。

 運動によって消費されるカロリー量などたかが知れていますが、大事なのは物理的に消費されるカロリーの問題ではなく、太りにくい体づくりのため。リバウンドをさせないためにも、運動が必要です。


 
Cheap Web Hosting | Top Web Host | Great HTML Templates from easytemplates.com.