黒酢の粉ダイエット

     生活習慣病を予防する特効成分が豊富な黒酢

近年、その健康効果で話題の黒酢。ひと口で「黒酢」といっても、単に色が黒いだけの酢など、じつに多くのものが黒酢として販売されています。

 昔ながらの天然つぼ造り静置発酵法で1年ほどの時間をかけて、発酵・熟成をさせた方法で作った黒酢こそが、ほんとうに「黒酢」と呼べるものなのです。

 黒酢の効果は、その豊富な栄養成分によって生み出されます。

 黒酢独特の茶褐色の色は、アミノ酸などによるものです。黒酢の材料の米や穀類に含まれるタンパク質は、発酵によりアミノ酸に変わります。アミノ酸は体をつくるタンパク質の合成に必要な物質で、黒酢はこのアミノ酸やペプチドが非常に豊富です。

 体内でつくることができず、食べ物からしかとれない必須アミノ酸もバランスよく含みます。また、クエン酸などの有機酸やビタミンB群なども含まれています。

 これらの成分は、健康にとってじつに多くの効果をもたらします。なかでも、とくに大きな効果は次のとおりです。

 1.疲労を回復する

 2.赤血球が毛細血管のなかを流れる働き(「赤血球変形能」という)を改善し、血液の流れをよくする。その結果、体じゅうに酸素が行き渡り、内臓の働きが活発になり、便秘や冷え症を改善する

 3.血圧上昇物質の働きを抑え、高血圧を下げる

 4.脂肪の分解を促し、脂肪が体内にたまるのを防ぎ、肥満を改善

 黒酢のこのすばらしい働きは、限りなく天然に近い方法で作る製造方法に秘密があります。

 簡単に説明をすると、

 1.麹、蒸し米、水をアマン壷に仕込み、振り麹(振り麹とは、アマン壺の材料に蓋をするように麹を振りかけること)をする

 2.そうして、ツボに仕込んだお酢を自然のなかで6カ月発酵させて、6カ月以上熟成させるというものです。

 しかも、発酵している最中は、頻繁に人間の手でかきまぜ、空気を入れないといけません。たいへんな手間と時間がかかっているのです。

 酢ができると、固形物が沈殿して、上澄みと沈殿物(もろみ)に分かれます。この上澄みの部分が黒酢として商品化されます。

 それに対し、黒酢をとったあとに残るもろみは、何の効果もないと思われており、長い間、捨てられてきた歴史があったのです。


   有効成分はそのままですっぱくないのが特徴

 しかし、近年、この黒酢のしぼり粕であるもろみに、黒酢に勝るとも劣らないすばらしい効果があることが判明しました。

 もろみには、黒酢の有効成分であるアミノ酸や食物繊維、ビタミン類などがすべて残っていることがわかったのです。また、酢酸成分は残っていないので、味がすっぱくないのが特徴です。

 これを粉末にしたのが、「黒酢のもろみ末」です。

 黒酢もろみ末については、いろいろな大学などで動物実験や人間による試験が重ねられ、次のような効果があることがわかっています。

1.高い血糖値を改善する
2.高脂血症を改善する(中性脂肪やコレステロール値を下げる)
3.血液の循環をよくする赤血球変形能を高める
4.アレルギー反応を抑える

 とりわけ、コレステロール値を改善する効果は、黒酢そのものより、黒酢もろみ末のほうが強いという報告もあります。
 また、最近の研究で、かゆみを抑えるすばらしい効果があることも判明しました。
 
 ひと言で、「かゆみ」といっても、じつにその原因はさまざまです。大きく分けると、

 1.年齢とともに、血管が弾力をなくして、皮膚がかたくなることによって起こる老人性のかゆみ

 2.アレルギー反応によって起こるアトピー性皮膚炎などのかゆみなどがあります。

 1の老人性のかゆみは、年をとったかたに多く起こります。また、季節としては、冬場の寒い時期に血管が収縮することでも起こりやすくなるのです。

 そこでピッタリなのが、黒酢もろみ末。血液循環をよくして、皮膚をやわらかくするので、老人性のかゆみの原因を根本からとり除く効果があります。

 また、アレルギー反応を抑えて、アトピー性皮膚炎のかゆみも改善します。

 黒酢もろみ末の製品をとる目安は1日に8g程度。あくまでも食品なので、薬と違って副作用がないのが利点です。



 
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