ヨーグルトダイエット

 ヨーグルトは、タンパク質が豊富で、ビタミンCと食物繊維を除くほとんどすべての栄養素を含む、すばらしい食品です。

 乳酸菌の働きで腸内細菌のバランスがよくなり、免疫力アップに役立つなどの、機能性も注目されています。

 ヨーグルトダイエットとは、このヨーグルトにプルーン、アプリコット、ブルーベリー、イチジクなどのドライフルーツを3種類(またはそれ以上)加えて食べることで、ダイエットに役立つ食品としても二重丸。その秘密は、ドライフルーツ全般に多く含まれる、水溶性の食物繊維にあります。

 食物繊維は、大きく分けて水溶性と不溶性の2種類があります。水分を吸収して便をやわらかくする働きがあり、便秘の改善に高い効果を発揮します。

 また、水溶性の食物繊維は体内にとどまる時間が長いため、栄養素を包み込んで、腸からの吸収を遅らせ、血糖値の急激な上昇を抑えることに役立ちます。

 通常、食べ物は体の中で消化・吸収されてエネルギーに変えられますが、体の代謝能力には限界があるので、とりすぎると一部は脂肪となって体の中に蓄えられます。

 しかし、ドライフルーツは水溶性の食物繊維によって栄養素がゆっくりと吸収されるので、脂肪として蓄えられることがほとんどありません。

 しかも濃縮された甘みや噛みごたえのある食感がほどよい満腹感を与えてくれるため、食べすぎる心配もないのです。

 さらに水溶性の食物繊維には、悪玉コレステロールを吸着して体外へ排出したり、塩分も同様に排出するため、血圧の上昇を抑える作用もあります。

 ドライフルーツは、体重が気になる人にぴったりのダイエット食品なのです。
 
 ドライフルーツは、栄養面から見ても、すごい実力を備えています。乾燥させた果物は、水分が抜けてかさが減っているぶん、ビタミンやミネラルなどがエキスのようにギュッと濃縮されて詰まっているため、少量でも高い機能性を発揮するのです。

 たとえば、プルーンにはガンや動脈硬化など生活習慣病の元凶とされる活性酸素をとり除く、「ネオクロロゲン酸」などの抗酸化物質が豊富に含まれています。

 その抗酸化力は果物の中でトップといわれています。ブルーベリーも抗酸化力の高い果物として知られていますが、ブルーベリーに含まれる青紫の色素アントシアニンは、目の網膜にあるロドプシンという物質を再合成するため、眼精疲労や視力の回復に大きな効果があります。

 また、あんずに含まれるβ-カロテンは発ガンを防ぎ、体の免疫機能を維持するほか、肌や目を紫外線から守ってくれるという重要な働きもあります。

 厚生労働省と農林水産省が発表している、健康を保つために食べるべき食品の種類や量が表示された「食事バランスガイド」によれば、1日にとるべき果物と乳製品の量はそれぞれ200g程度とされています。

 ドライフルーツなら、80g程度で同じ栄養素をとることができます。カップ1杯のヨーグルトに軽く片手に1杯のドライフルーツを入れたヨーグルトならば、両方を手軽に、かつおいしくとることができるということです。

 
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