おかず食べ放題ダイエット

 おかず食べ放題ダイエットは、肉や魚、野菜などのおかずはたっぷり食べて、ごはんやパン、麺類といった、主食(デンプンなど糖質)を食べないという食事法です。

 私たち人間の体は、もともと糖質を毎日たっぷり食べるようにできていません。糖質の多い穀物を栽培して食べる、さらにいえば砂糖のようなものを食べるといった食習慣は、人類史でいえばごく最近始まったことです。

 糖質は、血中で血糖に変わりますが、これがふえると膵臓からインスリンというホルモンが分泌されます。インスリンによって血糖は筋肉などで利用されますが、余分なものは体脂肪へと変えられます。つまり、血中から糖をすみやかに減らそうという働きが私たちの体に備わっているのです。

 糖質をとるたびにインスリンが分泌され、たび重なると膵臓は疲れてしまい、インスリンの働きは悪くなります。これが糖尿病という病気の正体です。

 インスリンの役割のひとつに、血糖を体脂肪に変えることがあります。インスリンが肥満ホルモンと呼ばれるのは、ここに理由があります。
 人間の体の器官は、ほんの一部を除き、また、はげしい運動を行うとき以外は、体脂肪を燃やすことで活動のエネルギーを得るようにできています。ところが、食事で糖質をたくさんとると、糖質を優先して使おうとするのです。

 これがたまになら問題ありませんが、1日のうち食事の3回、あるいはおやつもあわせて4回もあると、体脂肪は燃やされずたまっていく一方となります。

 逆に、主食を食べなければ、体脂肪は積極的に消費されていきますから、肥満を防ぐこともできますし、いまある余分な体脂肪も燃やされていきます。これが、主食を食べずおかずをたっぷり食べるおかず食べ放題ダイエットの効果の秘密です。

 糖質はほんとうに必要がないのか思われますが、まったく糖質を含まない食品はほとんどなく、タンパク質や脂肪も、その一部はゆっくりと血糖に変化します。ですから、おかずさえ食べていれば、健康を保つことができるわけです。

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