糸こんにゃくダイエット

 大流行した寒天をたっぷり食べるダイエット

 カロリーをほとんど含まない寒天は優秀なダイエット食材ですが、注目したいのは糸こんにゃくダイエットです。

 糸こんにゃくは、100g中に5キロカロリーしかありません。じつは同量の寒天とくらべるとさらにカロリーが低い、つまりいくら食べても太る心配はないのです。

 しっかりとした歯応えがあり、満腹感が得られ、脂肪を燃焼したり代謝を活性化する栄養成分より重要です。

 精神的にストレスのかかるダイエットは長つづきせず、それどころかリバウンドを招くおそれもあるからです。

 糸こんにゃくのこの満腹感は、豊富な食物繊維によってもたらされます。こんにゃくの主成分であるグルコマンナンは水溶性の食物繊維で、水を含むと大きくふくらみます。

 このため、糸こんにゃくをよく噛んで食べると、こまかくなったこんにゃくが胃の中で水分と結びつき満腹感をもたらすわけです。

 しかもゆっくりと消化されるので腹もちがよく、食べすぎや間食を防ぐ働きも見逃せません。

 さらに、グルコマンナンは腸内に入ると弾力性のあるかたまりへと変化します。この変化をしながら、周囲のコレステロールや脂肪分をとり込み、便となって体外に排出させます。

 昔から「こんにゃくは砂をおろす」といわれますが、この働きのことをさしているのでしょう。

 この食物繊維・グルコマンナンの”砂おろし“効果、つまりデトックス様効果は、動脈硬化や心臓病、糖尿病や腸のガン、胆石の予防にも役立つといわれています。

 このようにすばらしいダイエット食材である糸こんにゃくですが、肥満の原因ではありますが、体の組織をつくってもいる必要な脂肪分まで排出させてしまいます。

 ですから、1日3食、糸こんにゃくだけを食べるというのは、栄養不足になる心配があります。1日のうち1玉(約200g)を1~2食で食べることができますが、「食べれば食べるほどやせるダイエット」といわれる理由がおわかりになるでしょう。

 そして、1日に1食くらい好きなものを好きなだけ食べても、そこで栄養がしっかりとれるので、糸こんにゃくダイエットには、そのスタイルこそ望ましいのです。

 糸こんにゃくは淡白な味ですから、お気に入りのスープに入れて麺のように食べると、どんな味にもなじんで飽きずにおいしく食べられます。カロリーの高い食事をしがちな夕食に、主食として食べるのがおすすめです。

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