やせる時期、太る時期は生理のリズムによって決まる
毎日がんばっていたのに、ある日、体重が減るどころか増えていると、すっかりやる気をなくしてしまったという経験をダイエットをしたことがある人なら、きっと心当たりがあるはずです。
これは、ダイエット方法に問題があるのではなく、生理周期と深い関わりがある現象です。
生理周期は、4つの時期に分けることができて、それぞれの時期によって、女性の体や心に影響を与えています。
生理のときにあたる月経期があります。
生理が終わってからが卵胞期です。この時期には体温が低くなるため、低温期ともいわれます。
次が排卵期で、ふつう、生理が始まった日から14日後ころにあたります。
排卵から次の月経までの聞が、黄体期です。体温が上がるので、高温期ともいいます。
ホルモンの変化からみると、卵胞期にはエストロゲン(卵胞ホルモン)、黄体期にはプロゲステロン(貰体ホルモン)の分泌が増えるのです。大事なのはダイエット方法を決める前に、女性特有の体のリズムを最初に理解しておく必要があります。
生理前の体重増加は、むくみの影響が強い
ダイエット中に、身におぼえのない体重の増加があったとしたら、それは、生理前に起きているとしたら、
黄体期に分泌が増えるプロゲステロンのしわざです。
これは体温を上げたり、体に水分や脂肪をため込もうとする作用があるのです。
乳房がはったり、便秘になることもあります。
ため込まれた水分はむくみとなって、体が重い感じがしたり、実際に体重が1~2キロ増えることもあります。
これは、ホルモンの作用による生理現象。体脂肪が増える、本当の意味での「太る」ということとは、まったく違うのです。頑張っているダイエット方法が間違っているというわけではありません。
主に、生理のあとの卵胞期に分泌が増えるエストロゲンには、体内の循環をよくして、水分などを排出させるはたらきがあります。
この時期には、体が軽く感じられ、体調もよくなるのです。
生理周期ダイエット方法では、この卵胞期を中心に、生理後の2週間に集中してやせる努力をします。
生理前には、心の不調もダイエットのじゃま
ホルモン分泌の周期的な変化は、精神状態にも影響を与えます。黄体期は、自律神経もアンバランスになりやすく、精神的に不安定になりがちです。
怒りっぽくなったり、憂うつな気分になることもあります。
こんなときには、ダイエットのために食べたいものを、ガマンしてイライラするばかりです。
食欲をコントロールするどころか、衝動的にドカ食いをしてしまうこともよくあります。
神経質にならないように心がけて、のんびり過ごすのがお勧めです。まずは、体のリズムを理解してから、貴方に最適なダイエット方法を見つけましょう。
女性特有のやせやすい時期
23:04
tosiyaitou